2005年4月期 感謝祭 教話 <稲村教会長>
今日は献身精神といいますか、お徳を積ませていただくという話を少しさせていただこうと思います。
ローマ法王様が10日ほど前に亡くなられましたね。偉大な法王さまでしたね。
私も二代教祖様のお陰でヨハネ・パウロU世に、おしえおや様のお供でカバン持ちをして3mぐらいの距離で
お会いさせていただいたことがあります。
20数年前でしょうか、在位されてすぐぐらいのことだったと思います。
その時にですね、二代教祖様からいろいろ教えてもらいました。
その次の次の日でしたか、枢機卿様のご招待で昼食の宴があったんですね。
尼さん方が3人か4人くらい料理を作ってくださって出して下さったんです。
みんな尼さんがいい顔をされているんですよね。
帰り道話が盛り上がりましてね、「おしえおや様、尼さん方みんなきれいな顔をされていますね。」と
我々がおしえおや様に申し上げたら、「そうだよね。みんないい顔をしているね。
あの人たちは一生捧げて暮らしているんだよ。だから、まぁキリスト様に捧げて暮らしているんだね。
だから私利私欲っていうのを持たないんだね。あの人たちは。
私利私欲を持たないで捧げて暮らしている人の顔ってやっぱりきれいになるね。」とお話をいただきました。
ヨハネパウロ二世は空飛ぶ法王様とも呼ばれていて、104回外遊をされて、
国の数130カ国を暇なしに周って歩いておられたとも言われております。
世界平和のために共産圏であろうと、どこであろうと、「対話」をされました。
いわば徳を一杯積まれてなくなられた方ですね。
そんなことで、とにかく徳の高い人は自分のことはあまり中心にしないっていうことですね。
たとえばですね、私たちに何か問題が起きますね。
何か問題が起きて、そしてこのことはあの人の協力を得たらうまくいくと思うけど、
あの人はなかなか言うとことを聞いてくれないよねということがよくありますよね。
そんな時にあの人は我々が言っても言うことを聞かないけど、Aさんから言ってもらったらどうだろう。
あっAさんの言うことならあの人聞きますよ。っていうことがありますね。
それはAさんがその人に対してやっぱり徳を積んでいるということなんですね。
だからいろいろな人に徳を積んでいれば、いろいろな人がその人の協力をしてくれる。
だけど徳を積んでいないと協力をしてくれる人も少なくなるということだから、結局徳を積むってことは
自分に返ってくるってことですね。
今の日本の中学生、高校生、青年、この方たちは人のために尽くそうという気持ちが
割合と少ないという国際比較があるんですね。ですから、四カ国の意識調査っていうのがあります。
日本とアメリカと韓国と中国の中高生の意識調査で例えばスーパーやコンビニで万引きするのは
本人の自由だと思いますか、という質問に、日本の中学生は12.4%自由だと思うっていうんですね。
中国は5.3%、それでもいますね。韓国は6.5%。それから学校の先生に反抗するのはよくないと思っている
日本の中学生は25%はよくないと思っている。
アメリカ60%、中国70%、韓国80%。授業中に携帯のメールのやり取りは自由だと思いますか、に
日本の中学生49.7%。中国24%。韓国も24%。偉くなると責任が重くなるからイヤだと思いますか。
日本の中学生55.6%。、最高の数字。自分中心になってきているんです。
クラスのリーダーになりたいですか。日本が最低。学級委員をやりたくない。これは大変な問題なんです。
今の中学生の意識のレベルですね。
ある時、おしえおや様に育成に関係する教師の委員会の代表ということもあってお伺いしました。
育成の上で何を一番子供たちに教えていったらいいか。前に二代様から教えていただいたことがありますが、
その他に何か新しいことがありましたらお教えて下さい。」とお尋ねしましたら、
二代教祖様が書いて下さったことをジィ〜と見ておられて、「そうですね、宝生精神といいますか、
献身精神を子供のうちから教えていただくとありがたいですね」とお言葉をいただきました。
これなんだなと思いまして、やはり日本だけがそうなのではなくて、アメリカも全世界も豊かな国は
どうしても子供がますます甘えるように大人がしてしまうというか、大人の鏡ですから。
だから小さいころから公に尽くしていく献身精神、宝生精神を教えていっていただきたいと思いますということを
教えていただきました。
ありがたいことに私たちはPL学園というおしえおや様の学校もありますけれども、
勉強は上手な人もそうでない人もおりますけれども、PL学園は献身精神というところをとてもよく教えていただきます。
ある一流企業の支店長さんが来られて「教会長、今年はPL学園卒業はだれか就職おりませんか。
一人欲しいんですけど」と言って毎年のごとく教会に求人に来ておられたんですね。
「支店長さん、いつもお世話になっておりますけどもPL学園生を欲しがるのは何か理由がございますか」とお聞きしました。
そうしましたら「いや、働きぶりが違うんです。みんなは早く家に帰りたいようなときにPL学園卒業の人とか、
PLの学生部卒業の人は一生懸命働いてくれるんです。その姿勢が違うんです。」と言っておられました。
やっぱりどこかで献身精神ということをおしえおや様の遂断りで身につけさせていただいているのかなと思って
うれしく思ったことがあります。
そういうことで、大人の背中を見て子供、次の世代の日本や世界の国民は育っていくので、
私たちがおしえおや様のお言葉のように献身精神をもっともっと身につけてさせていただきたいと思います。
元々PL教典の中に「人の世の永遠の自由に献げまつることを道と定めしめたまう。」とありますね。
だから人間というのは本来、自分のことじゃなくて人の世の幸せのために捧げていっていれば
必ず幸せになっていくように運命づけられているものなんですね。。
またおしえおや様は「献身をされていきますと、自分自身の内容率が高まっていきますね。」とも教えていただいています。
私たちが人様をPLのお世話をさせていただきたり、地域のお世話をさせていただいたり、
いろいろと献身をさせていただいていく中で、自分の偉そうさを気づかせていただいたり、
自分の怠け心が清めていただいたり、私たちの内容の向上をさせていただいているのですね。
おしえおや様は、「献身を積んでいきますと、その方の徳も高まって参ります。」というお言葉を
いただいております。今日本中がちょっと足りなくなってきているのが、徳を積むということですね。
先日本屋で「あなたもホリエモンのようにお金が儲かる」「こうしたらホリエモンになれる」ビックリしました。
やはりホリエモンさんの意欲はすばらしいですが、儲けることよりも、徳を積んでいく姿勢、
献身が今日本に求められているものではないのかなということをお話して終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。
