2005年3月期 感謝祭 教話 <稲村教会長>
皆さん感謝祭おめでとうございます。
3月、4月は移動の季節ですね。就職をされたり、進学をされたり、卒業されたりして
新しい息吹が街中に伝わりますが、家族・ご親族の中でもそういう方がいらっしゃるかもしれません。
今日はPLの話で「一ありて二なし」ということを皆さんと一緒になって考えたり話したりさせてもらおうと思います。
最近、日本の就職定着率が非常に下がってきているようでございます。
皆さん方の会社でもそうだと思うんですけども、私の息子の働いている会社ではやはり新入生が入りますと、
一年間に相当の方が辞められるそうです。他の会社も似たりよったりと思います。
いろんな理由があるようです。
先ほど岡田さんがインド・パキスタン帰りの素敵な体験談をしてくださいましたけど、
だんだん日本が豊かになってくると、いろんな選択の自由がありすぎると言いますか・・・
そんなことから何をやっても食べていけると言うことからくるものもあるようですけども、
インドやパキスタンでは職があったら、とにかくありがたいということでしょうけど。
日本の場合には転職が非常に多い。昔の人たちは会社に就職したら生涯会社と運命共同体ということでしたけど、
現在は、なかなか腹が決まらないことが転職をする場合にいろいろあるようでございます。
それでPLのおしえおや様から幸せの秘訣のひとつを「一ありて二なし」と教えていただいています。
「一ありて二なし」ということは心が決まる、腹が決まることです。その反対が悶々として決まらない、
迷ったまま暮らしている、あれこれ思い悩む、ということですね。
腹の決まらない理由の一つは「過去への執着」からきますね。過去のことと比べてしまう。
前にいた会社はもっとよかったのにとか、前の課長はもうちょっと聞いてくれたとか、前と比べてしまう。
過去と比べてしまうことが腹が決まらない、ぐずぐず思うことになる理由のひとつです。
女性の方でしたら、化粧品を買ったときなど、この化粧品を買わずに前のにしておけばよかったとか、
買ってしまってからぐずぐずと言ったり思ったりすることですね。
過ぎてしまったことをぐずぐず思うので今に打ち込めないのです。
もう一つは、相手に注文をつけると打ち込めなくなります。相手や環境のせいにして、
男性ですと女房がもう少し料理がうまかったらとか、奥様ですと主人がもっと控えめにビールを飲んでくれたらとか、
会社の上司、同僚、部下に注文をつけるときに腹が決まらない、ぐずぐずと思うということですね。
PLの教えでは、相手に頼らないで自分が工夫をする、自分が芸術すると教えていただいてます。
三日ほど前に、ある熟年の結婚式がございました。私も披露宴に呼ばれまして、行って参りました。
感動しましたのは、花嫁さんが50歳超えた方だったんですけど、花嫁さんのお姉さんが出て参りました。
披露宴の前の方に。
サングラスをかけておりまして、ニコニコとサングラスの下で笑顔をされておられるんですね。
皆さま、今日は妹の披露宴ありがとうございます。私は姉の○○でございますが全盲でございます。と言って
ニコニコされているんですね。
感動しました。そして、皆さま全盲でも楽しみがいっぱいあるんです。とおっしゃるんですね。
私もその方のハツラツとした笑顔にほれ込みました。
見てくださいませ。この和服をと言ってご自分の襟元をさわっておりました。
私はこの和服を人の手を借りずに一人で着れたんです。とおしゃっているんですね。
どうしてだかわかりますか?これはあの七五三でヒントを得て全部重ねて縫い合わせているんです。と言って
ニコニコして言っておられるんです。
私は今日妹の晴れの宴に「人生に乾杯」を歌わせていただきます。七つ転んで八つで転びと、八つで起きないんです。
それでも人生乾杯だっていう歌ですね。
この人は腹が決まっている人だなと私はほれ込みました。「もし、こうだったら」とか「ああだったら」とか
「〜たら〜たら」は人生にないというのがPLの教えであります。
去年はオリンピックの年でございました。冬のスキーのシーズンも終わりました。
しかし海の向こうではイチローがオープン戦で連続安打を打っております。
それから、松井秀喜がホームランをジャンジャン打っております。うれしいですね。
なぜスポーツは我々をワクワクさせるのでしょう。スポーツは相手に注文をつけないからです。
イチローがヒットを打つのは相手(ピッチャー)は関係ないですよね。
もうちょっと右の上に投げてくれないと困るよ、なんてないんですよね。
卓球の愛ちゃんががんばっております。スポーツに我々が惚れ惚れするのは相手に注文をつけないからなんです。
自分が鍛えるしかないからスポーツが爽やかなんですね。
このごろ就職をしますと体育会系の学生がもてるそうです。
体育会系というのは、スポーツをやって鍛えられているから、どなられてもとにかくがんばるしかないという根性が
身についているので、就職しても粘り強い、打たれ強いですね。
私はPLの教えというのは全人向けの体育会系だと思います。心のやさしい体育会系。
どんなことも相手じゃない、こちらが主体だ。
おしえおや様の言葉に、神様は灰色、どっちつかずを許さない、とあります。
不幸の原因のおおむねは態度や心の不徹底から起こりますね。
いわば、それは曇り空、曇天芸術で神様の道ではないんですね。
人間は今この現在を生ききるしかないんですね。物事や精神の灰色状態、そこには善き調べは出てきません。
朦朧、憂鬱、曇天状態になります。心配性の人間は日常生活のあり方がことごとく心配につながります。
表情も晴れ晴れとしません。でも心が鏡になりますから心配が心配を生んでいきます。
何をするにあたっても心が決まらずに悩み続けて不愉快にくらしてしまいます。
自己表現の道は「一ありて二なし」、百思ってみても千思ってみても、いよいよ実行する際にはただ一あるのみです。
思い悩んで、心身を消耗しやがては身体を壊し、周囲をも不愉快にしていまします。一生の損です。
でもどんなことでも大童になってやってみますとその物事の面白さがわかるものです。
味がわかってくるものです。よしっやってみようとその気になることです。
踊るあほうに見るあほう、どうせアホなら踊らにゃそんそんと言いますね。
見てるよりも踊ってみるとおもしろいものです。
これは人生の極意です、とおしえおや様から教えていただいております。
皆様の中にお手洗いの掃除をされている方も多いと思います。
お手洗いの掃除でもはまり込んでやると楽しいもんですね。
そしてこれと思ったことをはまり込んでみる。
新社員は社内の倉庫番かもしれません。社内の郵便配達係りかもしれません。
JRは切符切りから始まると言います。そんなことでもおもしろがってやっていくということが人生を幸せにしていく秘訣です。
そうは言っても心が迷ったりするのが人生です。そんな時はどうぞ、PLを利用してください。
PLで心構えを教えてもらえます。
また、教会で祖遂断(おやしきり)をいただいて「一ありて二なし」さわやかな人生を生きてください。
ありがとうございました。
